「それと江架、今日のお昼休み空けとくように」
「え…」
「Sクラスの場所わかる?わからなかったら通信魔法……は、まだ使えないんだったね。僕が教えるから、とりあえずお昼休みおいで」
ポンっと私の背中を押すように叩かれる。
すぐにまばゆい光に視界が遮られて、再び目を開いたとき。
案の定、姿形ごと消えている特待生。
「あっ、ごめんなさい…!」
「…いや…、私こそ…」
「ケガとかっ、してない…?したら言って!すぐ治すから…!!」
「……ない、よ」
「よかった……!」
こうなった。
たまたま私とぶつかったクラスメイト、命でも狙われているかのごとくな形相。
私の心配ではなく、それは自分の心配。
とある特殊な生徒のとてつもない権力と魔力が、私の背中には貼り付いてしまったらしい。
……でも、求めてたのはこーいうのじゃない。



