「江架……っ」
「────……おばあ……ちゃん…」
また逆さまだね。
今度はおばあちゃんの膝の上、あたまを預けたところに涙が落ちてくる。
「江架…!」
「えっちゃん……!」
「アレフ、江架は無事だぞ…っ、ほら…見てみろ」
「うぅぅ…っ、江架っ、江架…!」
夜巳おばあちゃんだけじゃない。
覗きこんでくるみんなの瞳から、ポタリポタリと大粒だった。
もう身体は動かせそうにないし、手足の感覚も微かにしか残っていなく、まぶたもしっかり開けない。
魔力が切れるギリギリ、ルス先輩が当ててくれている治癒魔法に頼るしかなかった。



