「でも…、あれしかなかったんだ……、太陽の暴走を止めるには、ああするしかなかった…」
年齢詐称してまで魔法学校を卒業した。
そのあと外の世界をたくさん見て、いろんな人間に出会って。
数えきれないほど知らない魔法を覚えて、最高ランクを身に付けた。
この世でいちばん強い魔法が必要だと思ったから、俺はいろんな魔法使いたちに学んだ。
でも……最終的にはやっぱり、エンドレス・ヘルしかなかった。
「おまえの妹なら、平気で乗り越えるんじゃないのか」
「………、」
「兄貴が信じなくてどーすんだよ。……かつてお前が俺に言ったセリフな」
何年ぶりのブーメランだ。
信じたよ、あいつは頑張った。
よくやった、だから俺は使ったんだ。
そんなあいつに生きて欲しかったから、死なせたくはなかったから。
向こうにはたくさん仲間がいる。
そこで笑っていて欲しいんだ、江架には。



