「私たちはずっと、あなたの味方だよ」
もう1度、私を抱きしめたお母さん。
そろそろお別れだ。
すごく寂しいし、次いつ会えるか分からないけれど。
私には大切な仲間たちと家族がいる。
「今までも、これからも…そばにいてあげられなくて…、ごめんね江架…っ」
「……いて、くれたよ」
ずっと独りぼっちだったけれど。
でもいつも、だれかに「あなたは独りじゃないよ」と言われているみたいだった。
周りの人間たちに避けられて怖がられるたびに、私の心のなかで誰かが言いつづけてくれていた。
やっとその正体が分かったよ。
ずっと知りたかったことが知れて、疑問が答えになって返ってきた。
「私の魔法って、こんなに温かかったんだね」
お父さん、お母さん、ありがとう。
私、ふたりの子供でうれしい。
会えてよかった、話せてよかった。
「じゃあ最後に、せめて俺に父親らしいことをさせてくれ」
レオンハルトを止めてくる───と、お父さんは私によく似た顔で笑った。



