その背中は、強大すぎる太陽を前に進んでゆく。
とおくとおく離れた場所、目を凝らさなければ見ることさえできない。
「ただそれがっ、それが…!!レオンハルトさんにとってのえっちゃんだったってだけなんだよ……っ」
わからなくなる。
なにが正解で、なにが間違っているのか。
だってどれも正解で、どれも間違っていないからだ。
それぞれに正義があって、ジェネシス部隊の男が新しい世界を創り出すと言っていた理由さえ、
そいつの立場になってみれば、またそこに違った正義があるのかもしれない。
「でも俺は……!!えっちゃんを…、信じるから……っ」
ハオはまだ希望を持っている。
いいや、もう、そこに託すしかないんだ。
レオンハルトさんの正義、そして覚悟の重さを否定できるほど、僕たちに力はない。
《聞こえるか、お前ら》
「「「っ…!!」」」
彼から届いてくる、メッセージ。
僕たちだけでなく町に繰り出ている学校長にまで通信しているはずだ。



