すると、私たちのそばにタンッと降り立った学校長。
「ようババア。久しいな」
「………くそ…、じじい……」
えっ……?
くそじじい……?
おばあちゃん今、クソジジイって言った……?
言葉づかいには気をつけなさい。
正しい言葉を使いなさい。
危ない言葉は言ってはだめ、ひとを傷つける言葉は言わないこと。
幼い頃から私にそう言ってきたおばあちゃんが「クソジジイ」と………。
「お前ほどの者がここまでなるとは。明日からワシの笑い話としてレパートリー追加じゃ。ぶっはっ、ぶはははは」
「……あんたこそ…、その若づくり…見苦しい、わよ……」
「だまれクソババア」
………ここもケンカップルなの…?
いったい学校長さんと夜巳おばあちゃんはどんな関係なんだろう。
でも、やっと救えた。
暴走もしてない、魔力も残っている。
油断していたわけではないけれど、ホッとしていたのは確かだった。
「……おかしい。こんなに簡単にいくはずがない」
師匠がそんなことをつぶやいていたなんて、私は知らなかったんだ。



