「ルス、せんぱい」
「…江架は夜巳さんだけに集中して」
「う、うん…!」
私と師匠には指一本ふれさせない仲間たち、話せないほど制裁を与えられたサングラス男。
迫りくるリミットには慣れてるんだ。
最初はそう、1ヶ月だったね。
────パリンッッ!!!
「おばあちゃん……っ!」
保管ケースから倒れこんでくる祖母を支えてすぐ、私の視界は涙いっぱいで見えなくなった。
生きてる……、あたたかい。
おばあちゃんのぬくもりだ。
ずっとずっと会いたかった優しさだ。
「………え……か……?」
「よかった……っ、よかった…っ」
「……あなた、が……、たすけて……くれたの……?」
「うんっ!魔法っ、コントロールできるようになったの……!」
「───…そう」
たくさんたくさん話したいことがあるんだよ。
できるようになったこと、今はまだできないこと、この数ヶ月間でどんなことをしたか。
だれと出会って、どんな日々を過ごしていたかって。



