「アネモス落ち着いて。おばあちゃんは生きてる、生きてるから」
そう言っているアレフくんがアネモスを動かしたこと、私には分かった。
50倍だ。
考えられない数字を超えてみせた彼らは、つよい。
「こっちは俺たちに任せて。江架は早くおばあちゃんを」
「ありがとうアレフくん…!と、アネモス!」
戦闘ロボットだけじゃない。
見たことがないモンスターたちが次から次に飛び出してくる。
それでも私の道を全員が作ってくれる。
私が歩ける道を作ってくれたのは、こんなにも近くにいる仲間たち。
「っ、江架…!すぐに夜巳さんを取り出せ…!!」
なにかに気づいた師匠の先に、保管ケース。
ピッ、ピッと、どんどん迫られるような音は先ほどから聞こえていた。
表面に表示された数字が60、59、58と、だんだん減っている。
「大変だ!なんと残り57秒でケース内の酸素がゼロになるんです!」
「っ…!!」



