「お久しぶりです、皆さん。ずいぶんと待ちくたびれましたよ」
初めて見る、男。
ようやく最終地点にたどり着いた頃、とっくに仲間たちも揃っていた。
パン、パン、パン。
ゆっくりと手を合わせて音を鳴らし、唇の端を引き上げては不気味に笑う、スーツ姿の長髪サングラス。
「おお、江架ちゃんではありませんか。おばあちゃんは君のことをずっと待っていたのですよ」
「っ、おばあちゃん……!」
あの日のまま。
朝、「行ってらっしゃい」と見送ってくれた着物姿の祖母が、保管ケースのなかで眠っていた。
「うーん、しかし邪魔ですねえ。まずは害虫を排除しなければ」
パチンと、指が鳴らされると。
私たちをぐるりと戦闘ロボットたちが取り囲んでは、すぐにルス先輩たちへと向かってくる。
───けれど、いっきに弾き返されてバラバラ。



