「……ほう。なかなかやるではないか」
関心よりも興味のほうが占めている学校長の声。
道は開けた。はやく行こう。
何事もなかったかのように足を進める私たちの前、またまた似たようなロボットが立ちはだかった。
今度はさっきよりも倍の人数、感じる魔力もレベルが上がっている。
「ごめんみんな…!私はこんな雑魚を相手にしてる暇ないから…っ!!」
「待てい小娘!むやみに突き進んではならん!!」
わかってる……!
わかってるけど、今なら自分の魔法に誰にも負けない自信を感じてるの。
私からいちばん遠かった自信だよ。
眼鏡だって今日は最初から外してる。
すごい、すごい。
魔法を使うことが───楽しい。
「……ったく、そこまで夜巳にそっくりじゃ」
「ちげえな、あれは確実に父親の血だ」
おばあちゃん、もう私、お父さんとお母さんのこと隠さないでほしいよ。
なんだとしても受け入れるから。
八神家が抱えた悲しい歴史だって、過去だって、私はぜんぶ受け止める。



