「この先がジェネシス部隊の本部だ」
目の前いっぱいに影を落とす、大きな洞窟。
目を凝らした先に空洞があることから、そこが入り口なのだろう。
あの先にいるんだ。
やっと、やっとおばあちゃんに会えるんだ。
「っ!江架……!」
まるでそんなものをずっと高い場所から見ていたかのように。
私が飛び出した瞬間、魔法を持った何体もの戦闘ロボットが現れては道を塞いでくる。
「邪魔だよ……!!!」
私にしか出すことができない魔法。
この日のためにどんなに特訓してきたと思ってるの。
雨の日だって風の日だって、仲間たちで殺し合いそうになったときだって。
「ここは私が通るのっ!!」
シューーーー……!!
私が発動させた魔力を前に、奴らはキョロキョロとあたりを見渡す。
魔法が使えなくなったことにエラーをきたしているようだった。
魔力すべてを吸い取られ、ロボットたちはその場にペタリと座りこんではお人形さんに変わる。
戦闘ロボット集団、排除完了。



