でも、驚いた。
そこまで優しく微笑んでくれた人間は、唯一の家族であるおばあちゃん以外に知らなかったから。
「決まりだ。君のペアは僕が務めよう」
耳が、おかしくなったようです。
正常な言葉が正しく聞こえなくなってしまったみたいです。
どうやらこの場所には、彼と私のふたりだけになってしまったみたいです。
「僕はSクラスのルス。属性は光。ちょっとだけ魔力が普通より強いかもだけど、殺しはしないから安心して」
「……な、なに……が…、ですか」
「わりと君くらいしか残ってないんだ、僕も。今までペアになった人間たちはみんな僕との相性に耐えられず自主退学していっちゃってね」
ああ……、そーいうこと。
こんな形で退学を施されるとは。
つまり、つまりだ。
結局のところ私の意思で退学する形を作られた、だけ……?



