冷や汗が止まらない。
のどが渇いて仕方がない。
「…悪趣味だよ。そこに俺を加担させるなんて」
「悪い。…けど、そうじゃねえとローサも道連れになるぞ」
ほんと、性格悪すぎ。
俺が断れない道をあんたはいちいち作ってくる。
「…それでも断る、って、言ったら…?」
「俺がお前を今ここで殺す」
「……っ」
彼から話されたそれが、唯一、暴走した太陽を止められる方法だと。
S級魔法士レベルで、その選択肢しか残されていないだなんて。
なにが、あの魔法に決着をつけるんだ。
人の命を持って終わらすことが本当に正しいのか。
「言ったろ。俺は……使えるものはすべて使うと」
「…そういう問題じゃないでしょ…、あんたにだって家族はいるだろ、母親も父親も……いるだろ」
「いない」
「…………」
「両親はとっくに死んだ。…15年前にな。残ってるっつったらあのジジイだけだ」



