不滅のユースティティア。





これといってとくに目標もない。

周りからの期待値だって平凡、見られる目も平凡、常に平坦な場所を淡々と歩いているようなもの。



「それがお前ってことか」


「…別にそうとは言ってないけど」



ってことも言えちゃうんだ、平凡だから。

どっち付かずだから曖昧なことを言えてしまう。


良い意味でも悪い意味でも特別なものを持っていないということは、一見すると無難かもしれない。


でもそれは絶対に、主人公にはなれないことが決まっている。



「ま、俺の話なんかどーだっていいんだよ。俺はさレオンハルトさん、あんたのことが知りたい」


「…13歳で入学したことは事実だ」


「やっぱり。コネ使ったの?」


「ああ」



そんなハッキリ言われると恨むものも恨めなくなる。


この人もまた、手段を選ばない。

目的のためなら道を外れることも躊躇わない。