案外、彼の扱いは簡単なのかもしれない。
ハオさんはそっぽを向きながら「ばーか」と、一言。
「アレフ」
「…………」
「教師、頑張れよ。お前ならなれる」
「……笑わせんなって、俺がいちばん使えないって…、アネモスもいらないって…言った」
ぐすんぐすんと、アレフくんとアネモスふたりして泣いていた。
そりゃそうだ。
あんなの許せない、嘘でもダメだもん。
「使えなかったら、いらなかったら、俺はもうとっくに捨ててる」
「………、」
「おまえにいちばん可能性を感じてるけどな、俺は。お前たちが江架の友達で…よかった」
ありがとう───、
聞こえた言葉にアレフくんはハッとして、どんな顔をしたらいいか分からなかったからか、近くにいたローサさんに抱きついていた。
「……ローサ、アレフとアネモスはなんて」
「…うれしい、と」
「…そうか」



