「……魔法が……つかえない……、」
「吸収、された……?」
「…ああ…、これって、もしかして…」
「アネモス…!!どこにいるんだアネモス……!」
ふっと、気力も魔力もぜんぶが身体ごと抜ける。
江架…!ってみんなして駆けつけてくれるなら、あんな喧嘩しないでよ……。
そんな私の身体はトンッと、ピンクブラウンに抱き留められる。
「意識はあるか」
「……え……?いしき……ある…、もう……、眠くてむり……」
「───…よく、やった」
なにが……?
よくやったって、あなたに言われたくない。
あなたに言われたって嬉しくない。
今まででいちばん心がこもった「よくやった」だったとしても。
もう最低だ、最低すぎる。
見損なったし幻滅だよ。
「レオンハルトさん、」
「ああ。…成功だ」



