───なにもしてないのに、みんなわたしのことを嫌いっていうの。
───おばあちゃん、おばあちゃん、わたし、こんな家に生まれたくなんかなかった。
「だいっきらい、だった……っ」
自分にしかないものが。
自分だけは手にできないことが。
普通を、当たり前を、私だけ感じられないことが。
みんなと違うことが、いやでいやで仕方なかった。
「みんないなくなれってっ、死んじゃえって…っ、思ってた……!」
どこに行っても笑われるから。
避けられるか、笑われるか、それしか私の人生に選択肢はなかった。
だったらもういなくなれって、みんなみんな消えろって思ってたよ本当はずっとずっと。
「でもっ!!」
ひとりじゃ、なかったから。
おばあちゃんもいたし、この魔法があったから友達もできた。
魔法が私を変えてくれた。
だから────、



