「ではこれから、極秘訓練を行う」
腹ごしらえが終わり、普通であればお風呂に入ってくつろぐ時間帯。
しかし、だいぶ食休みが終わったところで、改めて揃えられた私たち。
「極秘、訓練…?」
「ああ。そのための合宿だ」
本題は、ここなのだろう。
夜闇が広がる森のなか、余計に不気味さを引き立ててきたのは師匠の真剣たる眼差しだった。
「ルス、ハオ、ローサ、アレフ。これはお前らのみに言い渡す特訓だ」
え……、私は入ってないの…?
確かに日中も魚を取ったり、私はみんなと別行動をしていた。
いつも私に付きっきりな師匠が、今日は反対。
私以外の4人をみっちり鍛え上げていた。
「江架、おまえは離れた場所で見てろ」
「う、うん」
極秘特訓。
私だってできれば参加したかったけれど、やっぱりSクラスのみんなとはまだレベルが違うのかな…。
さすがに大人しく見ているだけにはいかないから、私も私で自分なりに修行をしよう。



