「年齢を偽って、実質13歳で魔法学校入学。この時点であんたは嘘つきだ」
え……?
13歳で魔法学校、入学…?
あの学校は16歳からしか入学できないルールがある。
そんな話聞いたことがなければ、……でも。
飾ってある絵画。
確かに、彼だけ周りの卒業生たちに比べて幼いとはずっと思っていた。
「コネさえあれば魔法士にすらなれるってことですか」
「…………」
「黙りってのはタチが悪いな。レオンハルトさん、あんたに言ってんだよ」
知らない一面がたくさんある。
どんなに一緒に特訓していたって、おなじ目標を見据えていたって。
それぞれ違う人間なんだなって、捉え方も思想も違うんだなって、たまに分からなくなる。
「俺がどうしても魔法士になりたかった理由は……お前らが想像もできない場所にある」
「想像もできない場所…?」
「魔法士にならなければ救えないものがあった、S級にならなければ手にできないものがあった。だから俺は……使えるもの使ってまで今の立場を手に入れただけだ」



