「ぜんぶが終わったら俺、ローサちゃんを抱くから」
「ごほっ!ごほ…!」と、思わず咳き込んだのはルス先輩だった。
瞬時に自分で魔法を使ってまでバレないように隠すまでが1シーン。
「……目的が変わっていないか。靴を舐めさせるだなんだほざいていただろう」
「もちろんそれもさせるよ。けど、抱くね。どんなに嫌がられたって泣かれたって殺されかけたって、余裕で抱き潰してやるから。
いつも威厳ばっか張ってる強気なローサちゃんを啼(な)かせるとか、想像しただけで最っ高なんだけど」
ドンッッ!!
「う…っ!!」
「窒息して今ここで死ね」
う、埋まってる……!!
蹴られて頭を踏みつけられて、ハオさん地面に顔が埋まっちゃった……!
「ルス先輩っ、あれっ、あれ…!」
「…へーき。いつものことだから」
焦っていないのは、さすがの特待生だからか。
なんとか起き上がったあとはガツンッと、お互いにおでこをくっつけ合ってまでいつも通りだった。



