「私は暇じゃない」
「はいはい。わかってるってば」
ローサさんと言ったらやっぱりハオさんだ。
ここはもう1組として考えてもいい気がする。
となると今、向こうではアレフくんが師匠とふたりきり。
もちろんアネモスもいるけれど、どうしようどうしようと戸惑っているアレフくんが頭のなかに浮かんだ。
「…いや、ね。ローサちゃんさ、レオンハルトさんだけはやめておいたほうがいいよ」
「は?」
ふたりのことだから、いつもどおり仲が良いのか悪いのか分からない言い争いを予想していたけれど。
内容は、師匠のことらしいのだ。
ルス先輩の腕のなか、無意識に身体を寄せて縮こませた。
とんとんと、安心させるかのように背中が叩かれる。
「…好きなの?」
「くだらん。そんなことで呼び出すな迷惑だ」
「好きかって聞いてんだよ」



