「あのね、私のお父さんとお母さんも世界中を一緒に旅してたんだって。私たちと同じだよ」
親子のつながりは、わからない。
家族のつながりも、よく分からない。
でも、似てるって思うし、そう言われる。
師匠から聞く両親の話は私に想像を膨らませて、幼い頃からずっと求めていた何かを与えてくれた。
「それで終わりじゃないよ?」
「え…?」
「一緒に旅してゴールじゃない。僕たちも江架のお父さんとお母さんみたいに……その先があるんだ」
「……うん?」
その先……?
旅の先って、なんだろう。
お父さんは、暴走してしまったお母さんを最期の最後まで守った。
「わたし、は…、ルス先輩をお父さんと同じ道には行かせない」
「…どうして?」
「私は……、私の力で、守りたい…から」
この力は破壊じゃない。
私の魔法は恐れられるものじゃない。
つよいパワーを秘めているのなら、大切な存在を守れる魔法ということだ。
それを証明してみせる、絶対に。



