怒られよう。
もし見つかっちゃったら、私も一緒に怒られる。
だからまだ離さないで。
あとちょっと、もうちょっとだけ。
「江架の魔力、いつも感じてるよ僕」
「ちゃんと…変わってる…?」
「もちろん。きっと…夜巳さんにも魔法が伝えてくれてる」
いまの私は、泣く暇があるなら特訓をする。
過去を振り返ってメソメソするくらいなら、救うことだけを考えて力を付ける。
そうだといいな…と、そこだけに思いは留めた。
「…師匠も、ルス先輩のこと褒めてるよ」
「ほんと?」
「うん。…私のお父さんに似てるんだって」
見た目や性格じゃなく、大切な存在ひとつのためにどんどん強くなるところが。
お父さんもお母さんのために努力して強さを身に付けたらしい。
そしてお父さんも、光属性を使っていたって。



