「江架……!だいじょうぶ…?アネモスもずっと心配してたんだ」
「えっちゃん!」
「江架、…よかった」
それからリビングだろうフロアへ向かった私に、みんながソファーから腰を上げて声を震わせた。
アレフくん、ハオさん、ローサさん。
どうやら私は1日近くも眠っていたらしい。
「わ……」
唯一、言葉にはしなかったひと。
ふわりと抱きすくめた行動として表してくれた。
なんだか今日はいっぱい抱きしめられる日だ……と、いろんな気持ちが混ざってうまく反応できなかった。
「る、ルス先輩…」
「少しじっとしてて」
「え…?」
身体中に穏やかな光が通ってくるようだった。
彼が発動させた魔法なんだろう。
治癒魔法をも使えてしまうルス先輩は、私のこんがらがった心に安心と癒しを与えてくれた。



