「あーうっ、あーっ、………うっ」
「あ、また転んだ」
「江架ちゃん!!?そこ何もねえんだけど…!ハイハイで躓くって……歩くようになったらどーすんだこれ」
「うぎゃあああーーー…っ」
「よしよし、痛かったねえ江架。……もしかすると私に似たのかも…」
ひとつひとつ、大きくなって。
ひとつひとつ、成長を見届けて。
ハイハイを卒業して、歩けるようになって、話すようになって。
「…この子も、いつか私とおなじ力を開花させてしまうかもしれないわシド」
「大丈夫だ、俺がぜったい守る。それに…俺たちの子だぞ。ナメんなって話だろ、なあ江架ちゃん」
「…ふふ、そうだね。レオンハルトだっている。この子ならきっと…」
そんな娘の成長を、きっとふたりだって見たかったはずなんだ。
見れると思っていた、はずなんだ。



