「んー、でも。子供っぽくはねえよなあ」
「そう?シドと似たところがあると私は思うけどな」
「うっそだろ?どこがだよ」
「やめてセーカ姉ちゃん。おれこんなバカっぽいの?」
「おいクソガキ」
B級魔法士のシド兄ちゃんと、とくに魔法士ではないけれど強い魔力を持っているセーカ姉ちゃん。
ふたりは国境を越えたクエストに出向いてしまうことがほとんどで、こうして帰って来てくれることのほうが少ない。
「…おかえり。セーカ姉ちゃんとシド兄ちゃん」
おれが改まると、一回り年上の男女ふたりは目元を細めた。
無事に帰ってきてくれて嬉しい。
当たり前のようにおれに会いに来てくれて、たぶんまたいろんな国のお土産を買ってきてくれてるはず。
ふと、今日はいつもと違う異変に気づく。
「………セーカ姉ちゃん、太った?」
「おいこらレオンハルト!!」
「いったっ!」



