「話なげえんだよクソジジイ。5分で終わってねえぞ老害」
「なっ!!だれが老害じゃ…!ワシは現役のビンビンじゃクソガキが!!」
「…どこに魔法かけてんだ気色わりぃな。実際そんなモン3秒かからず折れるだろ」
「……孫じゃなかったら殺しとるわい」
「はっ、こんなときに続柄を出してくるとは笑える。貴重なS級魔法士として俺を見てるジジイのくせによ」
魔法はこんなときこそ役に立たない。
1度に出された多すぎる情報量を分析する能力は、備わった脳ひとつ。
孫……?
S級魔法士……?
ピンクブラウン、シルバーリングのピアス、あの日に助けられた魔力。
「え、S級…魔法士……」
本当にそんな人がいるのか───、
これもまた、僕たちが常に思っていた逸話のようなもの。
聞くというよりは、つぶやいたアレフ。



