「太陽の属性は、いわば強い吸収魔法なのじゃ。どんなものも吸収する力を持っておる。
……あやつは、夜巳は、自分にも通っているわずかな吸収魔法を使い、襲ってきたジェネシス部隊を己の身体ごと吸収したんじゃろう」
そのときだった。
パン、パン、パン。
しずかな場所に、場違いな拍手が響く。
『お見事。たいへん素晴らしい。お見事ですよウィリアム殿』
幻影だった。
これも通信魔法の一種。
まるで映像を見ているかのように、目の前にスーツ姿の黒いサングラスをかけた男が現れる。
『捨て駒を寄越して正解でした。たとえ老いぼれの女だとしても、さすが伝説魔法の末裔とだけある。すさまじい力が見物できて楽しめましたよ』
「……貴様、」
『おっと、そんなに怒らないでいただきたい。私もあなたを敵に回したくはないのです、ウィリアム殿』



