ギャップのかたまり…。
言われてみればクールビューティーな印象とは裏腹に、今は顔をものすごくとろけさせている。
それにローサさんのような人が治癒魔法を使うイメージもなかった……かも。
防御魔法というよりは、先人を切って攻撃魔法を扱うタイプに見えたり。
「可愛い可愛い。あーもう、なんて可愛いんだこいつらは。江架、どこかケガをしたら私がすぐに治してやるからな」
「あっ、は、はいっ」
「……ローサ、俺も」
「もちろんアレフもだ。困ったことがあったら私になんでも言うんだぞ」
ローサさんが学校に出席していない日数のほうが多い理由。
彼女は少し、特別な立場にいるらしい。
いまだに紛争や内戦が起こっている国へと出向き、治癒魔法使いとしてボランティア活動をしているのだと。
その活動が出席扱いともなっていて、べつの形から聖アヴィス魔法学校の評価に貢献しているローサさん。
「それで、ローサちゃんは一時的に戻ってきただけ?またどこか行くの?」
「いや。しばらくは向こうの様子も落ち着いたから、私も今日から学業に専念しようと思ってな。…次そう呼んだら埋めるぞハオ」
「へーき。それ前に俺が君を凍らすんでね」



