「えかー」
「まつ毛ふぁさってしてる…、腰の位置すさまじい…、いい匂いする……」
「えーか」
お隣からツンツンしてくるルス先輩。
ごめんね、無視してるわけじゃなくて。
わけじゃないんだけど、見惚れちゃう。
「…ルス、いいか」
するとローサさん、意味ありげな含み加減でルス先輩に視線を送ると。
「…もしかして気に入っちゃった?」
「ああ」
「…お手柔らかにお願いね」
「わかっている。…アレフ、」
次に「来い来い」と、アレフくんを呼ぶ。
ここでも素直にうなずいて駆け寄ってきた彼を、私の隣に立たせたかと思えば───、
「わっ」
「わ……!」
むぎゅっと、両手に抱え込まれた私たち年下組。
すりすりと頬を寄せられて、ぎゅうううっと抱きしめられる。
「なっ、何事ですか…!あのっ、わあっ」
「ほんとギャップのかたまりだろ?ローサちゃんは自分より年下の可愛い子には目がないんだ。アレフはもう慣れっこだろうけど」
説明してくれたハオさんは、やれやれと頭を振っていた。



