「ルスってほんと…そーいうとこあるよね」
「…お前もでしょハオ」
「俺の場合は完全に親心みたいなものだけど。ルスの場合はどっち───、っ!!」
ハオさん……?
急に言葉が止まっちゃった。
ハオさんだけじゃなく、ルス先輩もアレフくんも、あまり見ない表情を浮かべている。
「……ルス、なにか知らされてる?」
「…いや、なにも。アレフは?」
「俺も…とくに」
とうとう戻ってきたらしいね───と、私のすぐそばでルス先輩は吐息まじりにつぶやいた。
戻ってきた…?
だれが戻ってきたの…?
確かに私も知らない魔力を少しだけ感知してはいるけれど、それが誰のものかまでは分からない。
「───なにをしているんだ貴様らは」
開いたドア。
そこに立つ、初めましての顔。



