「アレフ、アネモスって最初からこんな感じだったの?」
「…アネモスは俺と違って……無邪気な子供だから」
「ふっ、よしよし。お前もまた違った可愛さがあるよ」
「……ハオ、きもい」
アネモスの風は本当に喋ってるみたい。
魔法が生きているって、たぶんこーいうことを言うんだ。
自分の意識と魔力の主張がここまで別離することは珍しいパターンだという。
それが彼がSクラスに選ばれた特徴でもあるらしく。
アレフくんはアレフくん、アネモスはアネモス。
友達であり、家族でもあって、いざというときお互いに守り合う唯一無二の関係。
いつ見ても素敵だなあって、幸せな気持ちになる。
「おめでとう江架」
「えっちゃん、無事に魔法使いになれた気分はどう?」
「江架、どれから食べる…?俺も同じの食べたい」



