玄関で靴を脱ぐ方式にまず驚いていたハオさんとアレフくん。
ルス先輩は2回目、一足先に慣れた様子で家のなかへ。
ちょっとだけ緊張するな……。
こんなにも人が集まって、みんなで夕食だなんて。
だれも近寄ろうとしなかったこの地域のゲートを、今日は数人が一緒にくぐった。
「では皆さん揃ったところで、えっちゃんの魔力開花を祝ってかんぱ───、
ちょっ、アネモス!わかったわかった、お前が言いたいって?じゃあショウジだけは破らないの約束できる?」
居間の座卓、並んだおばあちゃんの手料理、囲んだ私たち。
楽しい宴会が始まろうとしていた。
とのことで乾杯の挨拶は、ハオさんではなく目立ちたがりなアネモスに。
《To.ぼくのたいせつなお友達へ。魔力開花おめでとう!かんぱーいっ!》
部屋いっぱいに風の文字。
おめでとう、だいすき、ぼくの大切なお友達、これからもたくさん遊ぼうね───と。
飾り付けるみたくアネモスから嬉しい言葉がたくさん送られる。



