「ちょっと出かけてくる」
立夏は母親に言うと「18時には帰ってきてね、お祝いするから」
「はーい」
立夏は国道を渡り雅人の家に向かっていた。
インターフォンを鳴らすとバタバタと走る音がして玄関が開く
「立夏!」
「雅人くん、来ちゃった(笑)」
「来ちゃったじゃねーよ、可愛すぎだろ」
「へ?」
「あっ、いや……えーと良かったらあがる?」
「いいの?」
「うん、誰もいないけど」
「上がらないほうがいい?」
「いや、どうぞ」
2階の自分の部屋に案内した。
「ちょっと待ってて」
下からジュースを持ってきてくれた。
「ありがとう」
ゴクゴクと飲む音だけが聞こえる。
「今日塾行くの?」
「いや、俺はもう……」
「推薦だったんだってね」
「何で知ってんだ?」
「相馬くんに会った」
「あー、まぁな、でもまだみんな頑張ってるのにさ、言うのも何だかなって思ったから試験終わって大介から連絡がきたから話したんだ」
「塾にも来てたからわからなかったよ」
「うん、バレるのいやだったからな」
「私ねずーっと心の中が重かったの、今日合格できてとりあえず半分以上、ううん、3分の2は軽くなった」
「うん、顔が違う」
「ほんと?」
「うん、もっと可愛くなった」
「恥ずかしいよ、昨日髪切っただけだよ」



