「おめでとう」
封筒を抱えているのが見えた。
「ありがとう、めっちゃ緊張した(笑)」
「長男のプレッシャーか?(笑)」
「マジでそう(笑)あっ、立夏ちゃんいたよ、並んでた」
「うん、お母さんに先に会った、俺帰るな」
「え?会っていかないのか?」
「もう合格がわかったからな、お母さんも待ってるし、いいんだ、じゃあな」
停めてあった自転車に乗って帰っていった。
「相馬くん」
「立夏ちゃん」
「さっき話してたのって雅人くん?」
「うん、待ち合わせしてて、あいつは推薦でもう決まってたからさ、書類だけ取りに来たって」
「雅人くん、推薦決まってたんだ」
「え、聞いてなかった?」
「うん、塾にも普通に来てたから…」
「立夏ちゃん、ちょっと雰囲気変わったね」
「昨日髪を切ったからかな(笑)」
「あっ、そうだね」
「春からよろしくね(笑)」
「よ、よろしく」
何て可愛く笑うんだろう…
合宿の時はこんな笑顔見たことなかったのに
「雅人には会うの?」
「今日塾に報告いかなきゃいけないからもしかしたら会うかも、でもわかんない」
「雅人はいいヤツだよ」
「知ってる(笑)じゃあ、お母さん待ってるからいくね、バイバイ」
立夏ちゃんは手を振って歩いていった。
知ってるか……いい笑顔だったな



