綾からは積極的に話しかけられたが軽く返事をする。
綾も勉強をしに塾に来ているのは理解しているようで、誘ってくることはなかった。
たまにLINEは来るけど
結局綾は教科の点にムラがあるということで、どうやら私立の高校を勧められたようだった。
5教科受験科目がある県立は難しいと判断された。
雅人はバスケ部の推薦もあり、H高校を推薦で合格をもらうことができたのだ。
あとは立夏の合格を待つのみ……
合格発表の日、書類をもらいに雅人も学校に行かなければならなかった。
母さんが仕事だったから自転車をこいで向かう。
立夏は、大介はいるかな……
書類をもらい、大介に正門にいるからと連絡をする。
たくさんの人でまだ立夏も見つけられない。
「あっ、雅人くん」
立夏のお母さんだった。
「今、書類をもらいに事務室に行ってるわ」
「じゃあ、合格ですね、おめでとうございます」
「ありがとう…私もほっとしたわ、中学受験も落ちてたのに高校も落ちてたらどうしようと思ってたの」
えっ、中学受験もしてたのか……
知らなかった
「またお母さんとお祝いでご飯食べに行きましょ、予定立てておくわ」
「はい」
先に大介がやってきた。



