俺と話したくもないってか……
立夏はそんな事はしないと思っていた。
今までだって立夏の方が早くきてもあの席に座ってたじゃんか
そこまで避けられるのか、俺は……
授業が終わると雅人は教室を出ようと立った。
「あっ、雅人ー」
「何?」
「夏休み、どっか遊びに行かない?この前の合宿で一緒だった子と話してたんだよね、雅人の友達でも誘ってさ」
「行かない、じゃあ」
雅人は立夏を一瞬見たが下を向いていた。
「やっぱり受験が終わらないと無理かな〜、立夏が行くなら行ったかな、ねっ」
「どうかな……でもうちの母親は厳しいからきっと遊ばせてくれないよ」
「えー、最後の中学生活だよ、1日くらい許してくれるでしょ」
「きっと無理だよ、返事わかってるのに聞きたくないから」
遊んでる暇はないでしょ、受験生なんだからってきっと言う……
「もしもし」
「雅人か、どうした?」
「大介、俺、立夏に避けられてる」
「何でさ」
「席を綾と代わってて……」
「あ〜、それは辛いな」
「辛い……告白なんてするんじゃなかった、立夏の負担になってる気がする」
「まあ受験生だからな、かといって告白とかもタイミングだと思うし」
「付き合おうとは言ってないんだ、それは高校に入ってからでもいいと思ってたし」
「でもさー」



