「やっぱり綾が言ったんだな」
「でも、綾ちゃんの言う通りなの」
「綾の友達にも言われた?」
立夏は首を振った。
「綾ちゃんについていただけで話はあまりしてないから……やっぱり私には話はついていけなくて」
「綾は立夏がスマホを持ってないことを知ってるんだからそれなりの配慮はできるだろ?」
「同じ中学校だから話も全然わからなくて……」
「何で俺のとこに来なかったんだよー」
「雅人くんの事はかっこいいって言ってたよ」
「どうでもいい……立夏しか目に入らないし」
「綾ちゃんも雅人くんの事褒めてた」
「だから綾は友達だろ、図書館の勉強どうする?やめとく?」
コクンと立夏は頷いた。
「……っ、じゃあまた塾でな」
雅人は帰っていった。
ごめん、ごめんね雅人くん、私……無理だよ
綾ちゃんが雅人くんの事を好きって言われたら……
応援するってあの2人が言ってたら私もって気がついたら言ってた、私より明るい綾ちゃんがお似合いだよ
次の塾の時には奥に立夏が座っていて右隣に綾が座っていた。
「あっ、雅人、やっほー」
「あぁ……何で席変わってんだよ」
「立夏の方が先に来てたんだよ」
「先とか関係なかったじゃん……」
「え?何?」
「何でもねぇよ」



