「あのさ、綾ちゃんとは連絡しなかったの?」
相馬くんが聞いてきた。
「あっ、私…スマホを……持ってなくて、連絡が……」
「そうなんだ」
「俺が聞いとけばよかったな、立夏ごめん」
「そんな、雅人くんのせいじゃないからね、大丈夫」
食べていると綾の笑い声が聞こえて会場から出ていったようだった。
雅人は1度声の方に振り向いたがすぐ残りの食事を食べていた。
「先に休憩するな」
相馬くんも出ていった。
「ゆっくり食べろよ、立夏」
「ありがとう」
「スープ旨かったな、正解(笑)」
「うん、美味しいね、雅人くんも休まなくて大丈夫?私、大丈夫だよ」
「ん?俺は立夏と居たいから居る、それだけだよ」
「ありがとう…」
そう言われると嬉しいけど照れくさい。
雅人がスマホを見てるとLINEが入ってきた。
「立夏、部屋の鍵って持ってる?」
「うん」
「綾が夜の授業の道具を取りたいって」
「あっ、じゃあ渡してくる、部屋の前にいるのかな」
「んー、待って」
すぐ聞いてくれたようだ。
「そうみたいだな、俺が行ってくる、あと少し食べな」
「でも……」
「俺が帰ってくるまでここにいて、わかった?ちゃんと全部食べること(笑)」
立夏は頷いて鍵を雅人に渡した。
部屋に急いで雅人は行った。
「綾、これ」



