次の日、図書館で待ち合わせをした。
「約束を決めておこうか」
スマホを持ってなくて連絡が取れない私を嫌がらない雅人くん…
「ありがとう」
月曜日は図書館がお休みだから火曜日から金曜日の9時にここで…
もし遅れても入って勉強する事と、休む連絡が先にわかる場合はもちろん塾の時にメモを渡す事、午後からは暑いから午前中で終わりで少し話して帰ろうと言われた。
とりあえずは勉強合宿までと期間を決めた。
凄く頼もしく見える。
勝手に決めないでちゃんと私の意見も聞いてくれた。
といっても私はあまり意見を言えない子だから特にないんだけど……
実は再婚した父には医学生の息子がいる。
一緒には住んでなくて最初の挨拶だけ1度会ったっきりだ。
どうせなら父の家の方に引っ越せば中学受験を失敗したことも知らないから友達とかも出来たのに、母の意向で前の家のままだ。
まあ大人の事情なんだろうと母の言うとおりにしてきた。
「立夏、立夏?」
「あっ、何?」
「ボーッとしてる、疲れた?」
「ううん、大丈夫よ」
雅人くんは飲み物を買ってきてくれた。
あっ、お金…立夏は財布を出す。
いいからとまた奢ってくれた。
じゃあ100円と少しながらも渡す。
「雅人くんはお小遣い制なの?」
「いや、うちは夜いないから、何かあったらいけないから多めに持っておいてって方針だから減ってきたら貰うかな、立夏は?」
「うちは厳しいからいる時に言う」



