私は夢でも見ているのだろうか。

目の前の光景はあまりにも2次元的でそうとしか思えなかった。

なんと、その男の子は宙を浮いていたのだ。

思考が停止する。

彼は一瞬驚いた顔をして、地上に降りた。

私はどうしたら良いのか分からず、後ろにゆっくりと後ずさり、遂には全速力で家まで走った。