熱愛発覚中

目を閉じて待っていたけれど、思っていた感触はなかった。

どうしたんだろう?

そう思いながら目を開けたら、
「キスされると思ったか?」

意地悪そうに笑っている牛島さんの顔がそこにあった。

「なっ…!?」

騙したな!?

思わず牛島さんのことをにらみつけたら、
「たまにはこう言うのも悪くはないだろう?」

彼は笑ったかと思ったら、チュッと私の頬に唇を落としてきた。

「わ、悪くないって…」

「いつもの言いあいに違う展開があってもおかしくはない」

何じゃそれは…と思ったけれど、それを楽しいと思ってしまった自分がいた。

「莉理」

牛島さんが私の名前を呼んだかと思ったら手を差し出してきた。

「行こうか」

「はい」

私は返事をすると、差し出された彼のその手に自分の手を重ねた。

☆★END☆★