「『うーん、なんでぇ?』なんて考えてるだろ。」
 
 後ろから声がする。
 その声に深月はより一層顔を赤らめる。
 りんごか?

「あ、逵と須田。どしたん?」
 黒髪の逵の後ろに隠れている茶髪の須田がひょっこりと顔を出す。

「バレたか〜、やっぱ小春ちゃんは鋭いな〜。」
 そう言って頭をかく須田。
 この逵と須田のコンビは顔がバクイケコンビである。

 逵と須田と深月と私の4人できるとやっぱブスな私は浮いてしまう。
「つうか、逵さ、深月と連絡先交換したんだってね?」
「ああ。」

「え、新情報!おい逵、なんで言わなかったんだよ!」
「ちょ、小春ちゃん言わないでよ〜。!」