アオハル、キス。




昼休み。


私は翔吾くんに連れられ、屋上に来ていた。


「さっきはごめんな。巻き込んだみたいになって」


真剣な顔でそう言う翔吾くん。


「ううん。・・・助けてくれて、ありがとう」


翔吾くんのおかげで、瞳ちゃんたちが私に謝ってくれたし、周りのみんなも普通に接してくれるようになった。


瞳ちゃんと普通に話せるようになるまでにはもう少しかかりそうだけど。


でも、真っ暗闇のトンネルから抜け出せた気がしている。


きっと、私を助けるために彼氏のフリしてくれたんだよね。


「のどかちゃん」

「ん?」


さっきから真剣な顔の翔吾くん。


私の心臓は、屋上に行こうって手を握られた時からバクバクと鳴り続けている。


カッコ良すぎて直視するのもやっとなのに、そんなに見つめられると平然としていられないよ・・・


「好きだ」

「・・・・・・・・・・・・へ・・・」


「最近、全然話せなくなってすげー嫌だった。気づいたらいつも目で追ってた。もうたぶんずっと前から好きになってた。俺の、ほんとの彼女になって欲しい」


え・・・うそ・・・ほんとに・・・?


翔吾くんが・・・?


私?わたし、だよね?


心臓が割れそうなくらいに鳴っている。


どうしよう。


どうしよう。


どうしようってそんなの・・・