人狼様に嫁ぎます〜シンデレラ・ウェディング〜

「拷問魔法はイヴァンがこの目でしっかりと見ているし、君がヴァイオレットを王都から連れ出す際に使った石を調べればわかることだよ。殺害未遂の件については、森に住む妖精たちが教えてくれた」

フェリシアーノの言葉に、イザベルの顔は真っ青を通り越して真っ白になっていく。彼女は知らなかったのだ。妖精たちは人の言葉を話せない。しかし、魔法で映像を作り出すことによって人とコミュニケーションが取れる。

「イヴァン様、フェリシアーノ様、うちの娘が申し訳ありませんでした!!しかし私たちの家は生活が苦しかったのです!!どうしてもお金が必要で……。イザベルは家とお金を守るためにこのような行動に出てしまったのです。どうか、どうか、我らにご慈悲を……!!」

チャールズが地面に頭を擦り付け、必死に懇願する。しかし、今回のことは謝るだけで解決する問題ではないということは、ここにいる誰もが知っている。

「仮にフェリシアーノが許しても、あなたたちに偽物を売り付けられた貴族や王族があなたたちを許すとは思えません。そもそも僕は許す気は一切ありませんよ。特に、その女は僕の大切な妻を殺そうとした。ヴァイオレットがお前たちを許しても、僕はお前たちを永久に許さない!!」