雲のように遠いあなたは。

そう言って西くんは、送ると言ってくれた。


「どうして、西くんがいたの?」


「近くのグラウンドで、サッカーの練習してた帰り。」


「あ、なるほど。」


まだ、少しぎこちない会話。


そりゃそうだよ。


だってまだ、会って2日目だもん。