依舞side

「君の妹とかだったらよかったなって思う」

奈望からこんな言葉が出るなんて思いもしなかった。
だっていつも塩強すぎ対応だし?

「じゃーお兄ちゃんが食べさせてあげよっか?」

っていつも通りの様にふざけてみる





「うん。」
ほら。いつも通りの反応……!?!?

「えっ?」

「食べさせてよ。お兄ちゃん?」


流石に動揺する。いつもなら断るはずなのに

ずっと僕に目合わせて
ん?って言ってくるの、なんかぁぁ…!!




しばらくアワアワしてると


「嘘だよw

ぼく可愛いねー?」
ふふって軽く笑いながら言ってくる

奈望ってこんなこと言えるんだ

でもなんか、負けた気分。









反撃するか


「奈望!」

「なに?

…ちょっと怖いんだけど」

確かにそうだろうね。自分でも分かってるくらいニヤニヤしてる
  

そっと近づいて、腕を奈望の頭に回す
「わぁっ」

え?いつもこんなに驚くっけ

「ほら。食べさせてあげる」

「え、ちょ冗談…」

「えっ?w食べなよ」

奈望って押されると弱いんだ

「……むり、」
そう言って自分の手で顔を抑える

「、あははっ

さっきのお返しっ」