義理の妹に計画的にハメられたけれど、大好きな幼馴染だけは渡しません!

何度もしゃくりあげて泣いている間に周囲は暗くなってきて、気がつけば街灯がついていた。
そろそろ帰らなきゃ。

そう思って立ち上がるけれど、体が重たくてすぐにベンチに座り直してしまった。
「帰りたくないな」

あの家に帰れば花子がいる。
花子は両親や健太に取り入ってしまって、自分の居場所はとっくになくなっていた。

そんなところに帰ったって、辛いだけだ。
このままどこかへ行けたらいいいのに。

そう思ったときだった。
「絵美?」

そう声をかけられて顔を向けると、そこに健太が立っていたのだ。