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それから絵美は言われたとおり万年筆や家族写真をお父さんの金庫に入れさせてもらうことになった。
金庫は大きくて、よくわからない大切な書類が沢山入っていた。

「これで大丈夫だよ」
「ありがとう」

花子にはなんとなく申し訳ない気持ちになるけれど、絵美はやっと安心できたのだった。