「………………」
「あら?」
「ああ、君か……」
庭で天を仰ぐマグナス様を見つけて、私は思わず声をかけていた。
彼がどうしてそんなことをしているのかは、わかっている。とある事実を知ったからだろう。
「悩んでいるの? 今回のことで……」
「いや、そういう訳ではない。進むべき道は決まっている。迷いはない……ただ、険しい道になる故に、少々怖気づいている」
「それは、少し驚きね。あなたでも、そういうことがあるなんて……」
マグナス様は、凛々しく勇猛な人であると思っていた。
そんな彼が、恐れを抱いているというのは意外である。それだけ今回の戦いが、厳しいものだということだろうか。
「俺はそんなに強い人間であるという訳ではない。だが、逃げるつもりはない。必ず、俺は母上の悪事を暴く。ラナーシャを守るためにも、それは必要なことだ」
マグナス様は、私の目を真っ直ぐに見てそう言ってきた。
それによって理解する。やはり彼は、強い人間であるということを。
恐れを抱いていても、進んでいける。それはすごいことだろう。やはり彼は、尊敬できる人だ。
「……そして俺は、君も守ってみせる」
「……え?」
そこで私は、一瞬固まってしまった。
マグナス様が、思ってもいなかったことを言ってきたからだ。
「あら?」
「ああ、君か……」
庭で天を仰ぐマグナス様を見つけて、私は思わず声をかけていた。
彼がどうしてそんなことをしているのかは、わかっている。とある事実を知ったからだろう。
「悩んでいるの? 今回のことで……」
「いや、そういう訳ではない。進むべき道は決まっている。迷いはない……ただ、険しい道になる故に、少々怖気づいている」
「それは、少し驚きね。あなたでも、そういうことがあるなんて……」
マグナス様は、凛々しく勇猛な人であると思っていた。
そんな彼が、恐れを抱いているというのは意外である。それだけ今回の戦いが、厳しいものだということだろうか。
「俺はそんなに強い人間であるという訳ではない。だが、逃げるつもりはない。必ず、俺は母上の悪事を暴く。ラナーシャを守るためにも、それは必要なことだ」
マグナス様は、私の目を真っ直ぐに見てそう言ってきた。
それによって理解する。やはり彼は、強い人間であるということを。
恐れを抱いていても、進んでいける。それはすごいことだろう。やはり彼は、尊敬できる人だ。
「……そして俺は、君も守ってみせる」
「……え?」
そこで私は、一瞬固まってしまった。
マグナス様が、思ってもいなかったことを言ってきたからだ。



